・相続手続きをしなかったらどうなるのか分からない
・相続放置のリスクやデメリットが知りたい
このようにお悩みではありませんか?
相続手続きをしないまま放置すると、不動産の売却ができなかったり、権利関係が複雑化したりと後々大きな負担になる可能性があります。
本記事では、放置してはいけない理由と手続きをスムーズに進めるためのポイントを紹介します。最後まで読むことで、相続放置による将来的なトラブルを事前に理解でき、自分に必要な対応を具体的にイメージできるようになります。
まずは基本を理解し、今の状況に合った対応を検討してみましょう。
井村FP相続手続きは、専門用語も多く「どこが分からないのか自体が分からない」と感じる方も少なくありません。そのような状態でも、無理に一人で進める必要はありません。
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相続手続きをしなかったらどうなる?放置が「絶対にNG」とされる5つの理由
相続手続きは期限があるものとないものが混在しており「急がなくても大丈夫」と思われがちです。しかし、放置してしまうと後から大きなトラブルや不利益につながる可能性があります。
ここからは、相続手続きを放置することが「絶対にNG」とされる理由を5つに整理して解説します。早めに対応すべき理由を理解し、後悔を防ぐための参考にしてください。
不動産の名義変更(相続登記)が義務化され「過料」が科される
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2024年4月1日から、不動産の相続登記は法律上の義務となりました※1。そのため、相続によって不動産を取得した人は、自己のために相続の開始があったことを知った日から3年以内に登記申請を行う必要があります。正当な理由がなく期限内に申請しない場合、10万円以下の過料が科される可能性があります。
この制度は所有者不明土地の増加を防ぐ目的で導入されており、過去に発生した相続についても一定の期間内に対応が求められる点に注意が必要です。
2026年4月1日からは住所・氏名の変更登記も義務化されました。
引越しや結婚等で住所・氏名が変わった場合、変更から2年以内に登記申請が必要であり、正当な理由なく怠った場合は5万円以下の過料の適用対象となります。
※2 参照:住所等変更登記の義務化特設ページ|法務省



名義変更を放置すると、相続人が増えて権利関係が複雑化し、売却や担保設定が進まなくなるケースが見受けられます。
特に地方の不動産では、評価が低くても手続き負担だけが残ることもあるため後回しにされがちですが、早期に整理しておくことが大切です。
※1 参照:相続登記の申請義務化について|法務省
相続税の軽減措置(配偶者の控除など)が受けられず納税額が跳ね上がる
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相続税には税負担を抑えるための各種軽減措置が設けられており、代表的なものに配偶者の税額軽減※があります。これは、配偶者が取得した遺産について「1億6,000万円」または「法定相続分」のいずれか多い金額までは相続税が課されない制度です。
ただし、これらの特例は相続税の申告を行うことが適用条件となっており、申告期限(原則として相続開始を知った日の翌日から10か月以内)を過ぎると適用できなくなります。結果として、本来よりも高い税額を負担する可能性が生じます。



配偶者の税額軽減は「とりあえず配偶者に多く相続させれば安心」と考えがちですが、二次相続まで見据えないと税負担が増えることがあります。
一次相続での節税と将来の負担のバランスを事前に検討しておくことが重要です。
※参照:配偶者の税額軽減|国税庁
銀行口座が凍結されたままになり、葬儀費用や生活費が引き出せなくなる


金融機関は口座名義人の死亡を把握すると、預金の不正引き出しを防ぐため口座を凍結します。凍結後は原則として自由な出金ができず、相続人全員の同意や所定の手続きを経なければ払戻しは認められません。
相続手続きを進めないまま放置すると、葬儀費用や当面の生活費に充てる資金が確保できず、遺族の生活に支障が出る可能性があります。なお、一定の条件を満たせば「預貯金の仮払い制度※」により一部引き出しは可能ですが、上限や手続きの制約があるため事前に確認しておきましょう。



仮払い制度は便利ですが、金融機関ごとに必要書類や対応が異なるため、事前確認を怠ると手続きが滞ることがあります。
急ぎの支払いがある場合は、凍結前に一部を引き出しておくか、別口座を準備するなど複数の資金確保手段を想定しておくと安心です。
※参照:遺産分割前の 相続預金の 払戻し制度|一般社団法人 全国銀行協会
年月が経つほど相続人が増え、遺産分割協議が「実質不可能」になる


相続手続きを行わずに放置すると、当初の相続人が亡くなり、その配偶者や子どもへと権利が引き継がれていきます。そのため、時間の経過とともに関係者が増え、遺産分割協議の参加人数も膨らみます。
遺産分割は相続人全員の合意が原則のため、一人でも連絡が取れない、あるいは意見がまとまらない場合、手続きが進まなくなります。結果として、不動産の売却や名義変更などあらゆる手続きが停滞する状況に陥る可能性があるのです。



相続人が増えるほど、戸籍収集や所在確認の手間と費用が大きくなります。海外在住者や疎遠な親族が含まれると交渉自体が難航し、解決まで長期化する傾向があります。初動の遅れが後の負担を大きくする典型例と言えるでしょう。
不動産の売却や活用、住宅ローンの借り換えが一切できなくなる
相続した不動産の名義が被相続人のままでは、法律上その不動産を自由に処分することができません。売却や賃貸、建て替えといった活用はもちろん、金融機関の審査が通らないため住宅ローンの借り換えや新規借入も難しくなります。
これらの手続きは、相続人全員での遺産分割協議を経て名義変更(相続登記)を完了していることが前提です。手続きを放置すると資産として活用できず、固定資産税だけが継続的に発生する状態に陥る可能性があります。



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実際に放置して困った人はいる?体験談・事例を紹介
「すぐに手続きしなくても大丈夫だろう」と考えてしまい、相続を後回しにしてしまう方も少なくありません。しかし実際には、放置したことで思わぬトラブルや負担に直面したケースもあります。
ここでは、相続手続きを放置してしまった人の体験談や具体的な事例を紹介します。リアルなケースを知ることで、早めに動く重要性を実感できるはずです。
相続人が増えすぎて話し合いがまとまらなくなった事例
祖父母が住んでいた家を解体して建て替えようとしたところ、登記上の名義がさらに前の世代である曽祖父のままだったことが発覚しました。関係者が増えすぎて連絡も取れない人が出てきて、話し合いどころではない状態に。希望する時期までに相続が終わらないため建て替えはあきらめました。(30代男性)
相続を放置した不動産は、いざ活用しようとした際に手続きが進まなくなる典型例です。この場合、曽祖父の相続からやり直す必要があり、相続人は孫・ひ孫世代まで広がる可能性があります。結果として関係者が多数に及び、全員の同意を得ることが難しく、計画そのものが停滞する事態に陥ることがあります。



古い名義のまま放置された不動産は、戸籍の収集範囲が広がり、想定以上の時間と費用がかかる傾向があります。特に本籍地が複数に分かれている場合、書類取得だけで長期化するため、早期の名義整理が重要になります。
空き家の放置で近隣トラブルになった事例
実家をそのまま放置していたら、雑草や害虫のことで近所から苦情が来るように。兄弟で『誰が管理するのか』という話になりましたが、相続手続きをしていなかったため責任の所在が曖昧で、結局誰も動かず…。そのまま状況が悪化し、自治体から指導が入る事態に。収拾するのに時間と労力がかかったため、早い段階で話し合っておくべきだったと後悔しています。(50代男性)
相続手続きを行わないまま放置すると、管理責任の所在が不明確になることがトラブルの原因になります。不動産は名義人が法律上の所有者ですが、相続登記をしていない場合でも実質的には相続人全員の共有状態と扱われます。
この状態では、固定資産税の納付や維持管理、さらには自治体からの指導への対応について「誰が責任を持つのか」を明確にする必要があります。



意見がまとまらない場合でも、「法定相続分での共有登記」など暫定的な整理は可能です。完全に合意できるまで放置するより、まず法的な形を整えることで、管理や売却の選択肢を残しやすくなります。
借金を相続し返済義務を負った事例
相続する財産なんてないと思っていたので、相続手続きを放置していました。しかし、督促が来て初めて親に借金があったことが発覚しました。ですが、すでに相続放棄の期限を過ぎていて、そのまま返済することに。知らなかったでは済まないと痛感しました。(50代女性)
相続はプラスの財産だけでなく借金などのマイナスの財産も引き継ぐため、放置は大きなリスクになります。相続放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った日から3か月以内に家庭裁判所へ申述する必要があり※、この期限を過ぎると原則としてすべての財産と債務を承継することになります。結果として、予期せぬ返済義務を負う可能性が生じます。



このような事態にならないために、通帳や郵便物の確認に加え、金融機関への照会や信用情報機関への開示請求を行い、借入の有無を把握しておきましょう。
※参照:相続の放棄の申述|最高裁判所



こちらの記事では、「相続税でおすすめの相談窓口」を解説していますので、ぜひ参考にされてください。


相続税や家計のお悩みは専門家の無料診断を活用しよう


放置のリスクは理解できても「自分は何から動けばいいのか」分からずに止まる人がほとんどです。最初にやるべきは手続きではなく、自分の状況を正しく把握することです。ここを間違えると、無駄な手間や想定外の負担につながります。
そのため、相続税や家計の悩みは一人で抱え込まず、早い段階で専門家に相談することが重要です。
相続は手続き・税金・家計がつながっているため、一部だけで考えると見落としが出やすくなります。無料診断を活用すれば、申告が必要かどうかや納税の準備、今後の生活への影響までまとめて確認できるため、ムダな手間や思わぬ負担を防ぐことにつながります。



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今からでも間に合う?手続きをスムーズに進めるための3ステップ


「もっと早く動けばよかった」と感じていても、状況によっては今からでも十分に対応できるケースは多くあります。大切なのは、焦って進めるのではなく、優先順位を整理して正しい手順で動くことです。
このセクションでは、相続手続きをスムーズに進めるために押さえておきたい3つのステップを解説します。今からでも間に合うための具体的な進め方を確認していきましょう。
まずは「期限がある手続き」を優先順位順にリストアップする
相続手続きは「期限が定められているもの」から優先して整理することが重要です。
<手続き内容と期限の一例>
相続放棄・限定承認:自己のために相続の開始があったことを知った日から3か月以内
準確定申告:相続の開始があったことを知った日の翌日から4か月以内※1
相続税の申告・納付:相続の開始があったことを知った日の翌日から10か月以内※2
相続登記:原則3年以内の申請義務
これらを把握せずに進めると、不利益を受ける可能性があります。まずは該当する手続きを洗い出し、期限順に並べることで、全体像が整理されスムーズに対応しやすくなります。



期限のある手続きは複数が同時進行になることが多く、資料収集の遅れが全体に影響します。
特に財産の全体像が見えないまま相続放棄の判断を迫られるケースでは、専門家に早期相談して情報整理を進めることが現実的です。
※1 参照:納税者が死亡したときの確定申告(準確定申告)|国税庁
※2 参照:相続税の申告と納税|国税庁
自分でやるか専門家に任せるかの「判断基準」を明確にする
相続手続きは自分で進めることも可能ですが、すべてのケースに適しているわけではありません。相続手続きを進めるうえで重要なのは、自分で対応する範囲と専門家に依頼する範囲を明確にすることです。
・相続人の人数が少なく関係が良好
・財産内容が預貯金中心でシンプル
→自分で進めやすい
・不動産が含まれる
・相続人が複数にわたる
・遺産分割の調整が難しい
→専門家の関与が有効
特に相続税申告や不動産登記は専門知識が求められるため、判断を誤ると手続きの遅延や負担増につながる可能性があります。状況に応じた切り分けが、効率的な相続対応の鍵となります。



費用を抑えようとして全て自分で対応した結果、書類不備で再提出となり、期限に間に合わなくなるケースもあります。
部分的に専門家を活用するという選択肢も視野に入れ、負担とコストのバランスを見極めることが重要です。
必要書類の収集を効率化するために代行サービスを検討する
相続手続きでは戸籍謄本や住民票、固定資産評価証明書など、多くの書類収集が必要になります。手間や時間を考慮すると代行サービスの活用は有効な選択肢です。特に戸籍は出生から死亡まで連続して取得する必要があり、本籍地が複数にわたる場合は各自治体へ請求しなければなりません。
また、平日に役所へ出向く必要もあるため、仕事や遠方在住の方にとっては負担が大きくなります。行政書士などの専門家に依頼すれば、収集漏れや不備を防ぎつつ手続きを進めやすくなります。



戸籍は「抜けや重複」があると手続き全体が止まる原因になります。代行を利用する場合でも任せきりにせず、取得範囲の指定や進捗確認を行うことで、無駄な再取得や時間ロスを防ぎやすくなります。
専門家への相談は必須?自分でやる場合と依頼する場合の比較
相続手続きは自分で進めることも可能ですが、内容によっては専門的な判断が求められる場面も多くあります。そのため「自分でできるのか、それとも専門家に依頼すべきか」で迷う方も少なくありません。
ここでは、自分で手続きを行う場合と専門家に依頼する場合の違いを整理し、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら解説します。自分に合った進め方を見極めるための参考にしてください。
不動産があるなら「司法書士」、税金が心配なら「税理士」が正解


相続手続きでは、内容に応じて適切な専門家を選ぶことが重要です。
不動産の名義変更(相続登記)が関係する場合
→司法書士
相続税の申告や節税対策が必要な場合
→税理士
司法書士は登記手続きの専門家であり、複雑な権利関係にも対応できます。一方、税理士は財産評価や特例適用など税務面の判断を担います。分野ごとに役割が異なるため、自身の状況に応じて適切に使い分けることで、手続きを円滑に進めることが可能になります。



相談先を誤ると、別の専門家を紹介されるまでに時間がかかることがあります。初期段階で財産の全体像を整理し、どの分野に負担が集中しているかを把握しておくと、無駄な手戻りを避けやすくなります。
平日に動けない人や、親族と疎遠な人は「丸投げ」が最も安上がり


平日に時間が取れない方や相続人同士の連絡が難しい場合は、専門家へ一括して依頼する方法が現実的です。相続手続きは役所や金融機関とのやり取りが多く、平日対応が前提となる場面が少なくありません。
また、親族間の調整が必要な場合、自分で進めると精神的負担が大きくなる傾向があります。司法書士や行政書士などに一括依頼することで、手続きの窓口が一本化され、結果として時間や労力の削減につながります。



個別に専門家へ依頼すると、それぞれに説明や資料提出が必要となり負担が増えます。一括対応できる事務所を選ぶことで、やり取りの回数が減り、結果的にコストと時間のバランスが取りやすくなります。
初回無料相談を活用して「自分のリスク」を正しく把握する


相続手続きに不安がある場合は初回無料相談を活用し、自分の状況に潜むリスクを早期に把握することが重要です。
専門家の中には有料で相談を受け付けているところもありますが、無料で対応している窓口も存在します。費用負担がないため、初めての方でも比較的気軽に利用しやすい点が特徴です。
自己判断で進めると見落としが生じやすい分野だからこそ、客観的な視点を取り入れることで方向性が明確になり、無駄な遠回りを防ぎやすくなります。



相談時は何が分からないかを整理せずに行くと、有益な助言を引き出しにくくなります。事前に財産の概要や不安点をメモしておくことで、短時間でも具体的な指摘を受けやすくなります。



こちらの記事では、「相続税でおすすめの相談窓口」を解説していますので、ぜひ参考にされてください。


【まとめ】相続手続きをしなかったらどうなる?


相続手続きは「まだ大丈夫」と先送りするほど、関係者や手続きが増え、後戻りできない状態に近づきます。結論として、動くなら迷っている今がリスクを抑えられるタイミングです。しかし、相続は「何から始めるか」が分からず止まる人が多いのも実情です。
マネーキャリアでは、独自の厳格な審査を通過した相続専門の税理士に無料で相談することができ、自分で探す手間やミスマッチを防ぐことができます。また、何から始めるべきか迷っている方は、FPの無料相談で状況を整理することも可能です。
さらに、将来の二次相続を見据えたシミュレーションや、相続後の生活資金・資産運用まで見据えたトータル提案(ライフタイム・サポート)を受けられるため、納税して終わりになりません。スマホがあれば完結するので、まずは現状を把握するところから始めてみてください。












